摂津市千里丘 吹田市 エヴァ動物病院
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お手入れは健康管理の一環:シャンプーお手入れは健康管理の一環:シャンプー

 日頃のコミュニケーションこそ、愛犬の健康を守るために欠かせません。お手入れ、散歩、運動などでたくさん犬とふれあいを持ってください。

 シャンプーの目安は月に1,2回ぐらいです。体調がよくないときには控えるようにし、丁寧にやさしく行ってください。

 シャンプーには、ぬるま湯(熱すぎず、冷たすぎずが目安)を必ず使用してください。毛はゴシゴシ洗わずに、指の腹で皮膚を洗うような感覚でお願いします。また、被毛を乾かすときはタオルで包み、水分をふき取ってください。ドライヤーは火傷を起こすことがあるので、犬とドライヤーの距離をある程度離して使用してください。

 乾燥しがちな冬に洗いすぎると皮膚や被毛にダメージを与える事がありますので、シャンプーをする間隔は少し長めにするほうがいいかもしれません。
梅雨時や夏は被毛がベタつきやすいので月に2回程度にしてもいいかもしれません。

皮膚や被毛に異常がみられた場合は、独自に判断せずに、必ず獣医師の指導に従ってください。

シャンプーは切れ毛などを防ぐ為にも、動物病院で勧める良質なものを選んでください。

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詳しくは当院にご相談ください。

新しい家族(子犬)と仲良く、健康に暮らすために③新しい家族(子犬)と仲良く、健康に暮らすために③

 新しい家族の一員として子犬を迎え入れるのに最適なのは、時間的に余裕があり、少なくともその当日は1日中子犬と一緒に過ごせる日を選んでください。
 家庭の行事が少ない時期を選ぶのも大切です。

 最初の2週間のケアと心配りは、これから始まる犬との生活の中でよい結果になると思います。
 お子さんが高学年なら、学校が休みの時に新しい家族をつれてくるといいと思います。


 次に、新しい家族の健康管理(ワクチンプログラム・寄生虫予防プログラム・避妊・去勢プログラム)を指導してくれる獣医師を選んでください。病院によって、システムが違うので、事前に相談して、できるだけ早めに受診してください。

 子犬の健康管理の中で、ワクチン接種による感染症の予防は欠かせません。
 子犬のワクチン接種歴と年齢(月齢)によって異なりますので、氾濫した情報に左右されずに、必ず獣医師に相談してください。

 人にはなじみの薄い寄生虫感染症ですが、動物たちにとっては重大な問題です。
 場合によっては、人にも感染することがあり、取り返しのつかないことになりますので、決して軽視はしないでください。
 定期的な駆虫法及びノミ・マダニ・フィラリアなどの内・外部寄生虫の管理プログラムを相談してください。


 将来、子犬を産ませたいと考えていても、ご自宅が出産や子犬の世話に向いていなければ、避妊手術をすることが重要です。
  避妊手術を受ければ発情期のストレスから解放されるだけでなく、子宮の病気や乳腺腫瘍の予防効果もあります。雄では、去勢することによって放浪癖や攻撃性が弱くなります。また、前立腺肥大などの予防効果があります。

 詳しくは当院にご相談ください。

新しい家族(子犬)と仲良く、健康に暮らすために②新しい家族(子犬)と仲良く、健康に暮らすために②

 犬は一番古い家畜と言われています。
 説はいろいろありますが、2~5万年前から犬と人は共同生活をするようになったと言われています。人と犬のかかわり方もその時代や飼育目的により、異なり、さまざまに改良が行われてきました。
ファイル 58-1.jpg 日本においても、以前は狩猟や番犬として飼育されていましたが、近年、家族の一員としての飼育がほとんどになってきました。

 家族の一員として、子犬を迎えるにあたって、「犬に日常のケアができる時間・必要最低限の費用・運動できる時間があるかどうか」を考えてください。

 ある報告によると、イギリスでは飼い主が犬のために1日に約5時間も費やす日があるそうです。この時間には、グルーミング、歯の手入れ、食事の準備などの日常的な健康維持のための時間、や犬と散歩したり遊ぶ時間が含まれています。

 子犬のために費やす時間はもちろんのこと経済的な出費も多くなります。

 購入費のほか、ゲージ、リードと首輪の準備だけではなく、予防ワクチンやフィラリアやノミ・ダニ駆除薬などの医療費もかかります。
 また、食事の量は犬種や活動の程度によってかなりの差異がありますが、定期的に食費がかかってきます。

 運動量も犬種によってさまざまですが、運動をさせることは極めて重要です。散歩をさせるときは、リードを着用してください。

 子犬が決して他の犬や歩行者、犬と散歩を楽しんでいる人に危害を加えることのないように注意してください。

 また、犬は散歩のときに、おそらく排泄をしたがりますので、飼い主は責任を持って排泄物を自宅に持ち帰ってください。

詳しくは当院にご相談ください。

新しい家族(子犬)と仲良く、健康に暮らすために①新しい家族(子犬)と仲良く、健康に暮らすために①

 子犬との生活をスタートした日から生涯にわたって責任を伴うものである事を覚えておいでください。

 飼い主として責任を持つという心構えは、ご家族が子犬とともに幸せな実りのある時間を分かち合う為の第一歩です。

 犬とのパートナーシップを築くに必要なこととはなんででしょうか?
一方通行の関係ではなくお互いの協調関係ですから、ご自分の選んだ子犬があなたに向いているのか、また、その逆も考慮する必要があります。

 あなたが犬に望むものはなんでしょうか?
 また、あなたが犬に与えられるものは何でしょうか?
 今一度よく考えて見てください。

 犬は、幼い子どものように手がかかります。

 犬は本来、人間が大好きで、何時間も放っておかれるとと、大変動揺します。あなたがフルタイムで仕事をされていて長時間家をあけているなら、現時点では、飼い主としてふさわしくないかもしれません。また、ちょうど赤ちゃんができたばかりとか、幼い子どもさんいるという方も、今が新たに家族のメンバーを増やすのに適した時期なのかどうかを、もう一度考えて見てください。

 あなたは活動的で陽気なコリーにふさわしい、広い家と庭をお持ちですか?
 あなたは小さな家に住んでいて、あまり運動しないタイプですか?
 快活なチワワからがっしりとしたゴールデンレトリバーまで、犬の大きさはさまざまです。また要求する運動量や性格も犬種によってもさまざまです。

 犬種の選別は流行りに左右されず、自分のライフスタイルや飼育できる環境を考えてみてください。

 詳しくは当院にご相談ください。

犬(新しい家族)を新たに迎える前に犬(新しい家族)を新たに迎える前に

 朝夕の冷え込みがだんだん厳しくなってき、公園の木々もだんだんと紅葉してきました。

 季節の変わり目、体調をこわして、風邪などひかれていないでしょうか?
 ワンちゃんやネコちゃんはこの時期は食欲が増し、調子がいい子が多いように思います。
 最近、食欲がないとか、少し変わったことがあれば病気のサインかもしれません。
 一度、健康診断などをうけてはいかがでしょうか?

 年末が近づき、クリスマスや年始に新しい家族を迎えようと計画していませんでしょうか?

 犬を迎えるという事は、本来ならば養子・養女を迎えるぐらいの心構えと準備が必要です。

 子犬というのは、これから母犬の保護のもとで人生(犬生)勉強をして生きるすべを学ばなければならない年頃です。つまり子犬を手にするということは、母犬の代わりとなって、これから生きていく為のノウハウやルールを教えて育てていくことなのだと考えるべきです。

 犬は多くの品種があり、それぞれの品種で独特な性格(遺伝子に刷り込まれていると思われるような性格)があります。迎える前に、見た目や人気だけではなく、家族の生活形態などを考えてあげてください。

 特に集合住宅(アパートやマンションなど)で犬と暮らしたいと思うなら、なおさらのことです。排泄に関することや、吠え声、臭い、汚れなどで近隣の人々に迷惑をかけることのないように考えて犬のしつけをし、犬との暮らしを工夫しなければなりません。

 また、金銭的な面でも、日々のごはん代や毎月のフィラリア予防などのお薬代・シャンプーなどの日々のケアにかかる費用など多くの購入前に見えないお金がかかることも覚えといて下さい。

 衝動買いをなさる前に、最善のパートナーに出会えるように、もう一度、よく考えてみてください。

 ご不明な点は、当院にご気軽にご相談ください。

11月になり、今年も残すところ2ヶ月になりました。11月になり、今年も残すところ2ヶ月になりました。

 11月最初の三連休の初日の今日は、とても秋晴れのいい天気でした。皆さんはどこかに遊びに行かれたでしょうか?

 ワンちゃん連れで、遊びに行かれることも多いでしょうが、行かれる前に、ノミやダニの予防薬(駆除薬)はされていますでしょうか?

 この時期、昆虫たちは冬越しの準備のために、吸血活動が活発になり、草むらなどで吸血の機会を狙っています。行楽地から帰ったら、ダニなどに咬まれていないかどうか、チェックしてみてください。

 ダニに吸血されても、たいしたことがないと思っていませんか?

 ダニは治療困難なバベシア症などを媒介する可能性があります。重度の場合は輸血が必要で、治療薬も日本国内では流通しておらず、取扱いの難しいお薬のため、どの病院にあるわけではありません。

 もしもの事のないように、定期的にノミやダニの予防薬(駆除薬)をするようにしてあげてください。
 院内では写真のようなポスターを掲示して、各オーナー様に啓蒙しています。

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(日本全薬工業株式会社のポスターを引用)

 詳しくは当院にご相談ください。

ネコちゃんの尿石症予防のごはんに新製品が販売されました。ネコちゃんの尿石症予防のごはんに新製品が販売されました。

 ネコちゃんの味に関する好みは、その子によってかなり好き嫌いがあるように思えます。

 このメーカーのキャットフードはよく食べるのに、こっちのものは全く食べないとか、今まで食べていたのに急に食べなくなったとかお話をお聞きすることがあります。

 尿石症など病気にかかった時に、治療の一貫として体質を改善するために処方食を食べる必要が出てきます。
 以前は「処方食は全く食べない。」とお聞きすることがありましたが、各メーカーの研究開発によって、食べないことはなくなりました。ただ、ネコちゃんの好みはやはりあるみたいで、商品によって食べムラがやはりあるみたいです。

 嫌々食べていると治療に関しても効果が得られませんし、毎日食べるもの、喜んで食べてもらえるものを考えて、当院では同じ効果を示す処方食でも数社取り揃えています。

 このたび、尿石症の処方食:猫c/dマルチケアに新しい味が仲間入りしました。
 
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 効果効能は同様なのですが、商品にツナを入れることによりお魚味になっています。
 私自身食べましたが本当にお魚味でした。モニターとしてゆきちに与えてみました。
 よほどおいしかったのか、おいしい口になって、追加を要求してきました。

 写真のように50gの商品サンプルもありますので、一度試してみてください。

詳しくは当院にお問い合わせください。

 

「三重県南部でカメムシ 平年の100倍」 ノミ・ダニの予防は万全でしょうか?「三重県南部でカメムシ 平年の100倍」 ノミ・ダニの予防は万全でしょうか?

毎日新聞に以下のような記事が掲載されていました。

 「三重県南部でカメムシが大量発生している。ピーク時には、平年の約100倍の数が確認され、コンビニエンスストアなどでは夜間にライトに群がったカメムシの死がいが店頭に散らばり、独特の異臭が発生するなどしており、対策に頭を悩ませている。」(一部抜粋)原因として、「今年は梅雨の時期に適度な降雨があり、夏場も天候に恵まれたため、幼虫のえさになる杉やヒノキの実が多くあったことが原因でないか」と推測されていました。

 あまりわれわれの生活の中でカメムシはあまりなじのない昆虫ですが、農家のかたにとっては農作物をあらす害虫とされているので、大きな農作物の被害がなけれいいのですが…

 ただ気になったのは今年はいつもの季節感とかなり違うと感じています。今回の記事のように、カメムシにとって繁殖にベストなコンディションであったことにより、多量に発生しています。私たちの生活で普段、目にすることのない、ダニについても同じことがいえます。ダニは吸血によって産卵し、特に環境が悪くなる前に吸血活動が活発になってきます。

 秋風が吹く心地やすい季節になり、愛犬たちを公園などに散歩させる機会が増えてくると思います。ふと眼を放したすきに草むらに突進してくことはないでしょうか?

 ダニたちはこのすきに、吸血の機会を狙っています。

 ダニはバベシアなど大変治療の難しい病気を媒介する可能性があります。正直なところ、ダニに咬まれてからでは手遅れになることもあります。そのような恐ろしい事態になる前に、動物病院で処方されるノミ・ダニ駆除薬を投薬(滴下)してあげてください。
(一般小売店で市販されているノミ・ダニ駆除薬は、動物病院で処方されているものと成分は異なり、効果や持続期間は全く異なります。)

 詳しくは当院にご相談ください。

食事に関する知識は重要です。食事に関する知識は重要です。

 最近の中国産食品の事件や米などの食品事件は後を絶ちません。
今まで、私たちの口に入るものは、食品衛生法にのっとり検査実施されているので、問題がないと学校で習ってきました。最近のニュースでほんとどうなっているの?企業理念は金銭的なものだけなの?と思いたくなります。

 ペットフードの食の安全・安心のための法律は素案段階で、日本には存在しません。あくまでも自主規制的なもので流通しています。
 実際、安価帯のフードを常時食べていたネコが、肝臓酵素の値が上昇する事例はありますし、ペットフードを購入する際でも10kgで千円で販売されているものもあれば、1kgを千円程度のものもあります。最近はインターネットを中心に、プレミアフードとして、それ以上の価格ものも数多く流通しています。

 いったいこれらの価格の差は何でしょうか?

 製品加工費・人件費・輸送費などはそんなに変わりがないとすると、原材料費に差があるとしか考えられません。フードの表示にどちらも「チキン」と書いてあったとしても、全く同じものでしょうか?

 購入されているかたは何を基準に選択されてるのでしょうか?

 「喜んで食べるから」、「子どものころから使っているから」というのが大半だと思います。何も問題がなければそれでもいいですが、動物たちは話すことができません。細かなケアをするのは飼い主さんだと思います。われわれが健康診断を受けるみたいに動物たちも定期健診はいかがでしょうか?

 当動物病院では、処方食以外にも、安心してお勧めできる総合栄養食(健康な動物が食べるごはん)も取り扱っていますので、ぜひご相談ください。

身近なものにも細心の注意を!身近なものにも細心の注意を!

 昨日、勉強会に行ってきたのですが、私にしたら再確認する事項の多い講義でした。

 その1つが鉛中毒でした。鉛中毒は、字の如く鉛を摂取することによりおこる中毒です。
 牛舎を鉛入りのペンキで塗装し、それをなめた牛が中毒をおこす事例があると学生時代に勉強した覚えがあります。犬や猫などの小動物の世界では、現在は室内飼いが主流で、ペンキ等の接触がないので、勝手にないと思い込んでいました。

 講師の先生の体験談で、「カーテンのおもし」のお話をされました。
 オーダーメイドのカーテンなどたるみ防止のためにおもしが使われています。動物たちが噛みごたえがあるのか、一日に少しずつ噛むことによって少しずつ体内に入って、中毒を起こした事例でした。

 犬にネギを与えたことによって、赤血球が溶血を起こし、貧血を起こすことはよく知られていますが、以外と観賞植物のなかには中毒を起こすものがあるのは知られていません。

 一度、わが子たちのために、身の回りを再チェックされてはいかがでしょうか?

 私自身、病院にきた動物を丁寧に診察すること、日々の勉強と情報収集は必要であることと思い込みは大変危険であることを思い知らされました。

 

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