毎日新聞に以下のような記事が掲載されていました。
「三重県南部でカメムシが大量発生している。ピーク時には、平年の約100倍の数が確認され、コンビニエンスストアなどでは夜間にライトに群がったカメムシの死がいが店頭に散らばり、独特の異臭が発生するなどしており、対策に頭を悩ませている。」(一部抜粋)原因として、「今年は梅雨の時期に適度な降雨があり、夏場も天候に恵まれたため、幼虫のえさになる杉やヒノキの実が多くあったことが原因でないか」と推測されていました。
あまりわれわれの生活の中でカメムシはあまりなじのない昆虫ですが、農家のかたにとっては農作物をあらす害虫とされているので、大きな農作物の被害がなけれいいのですが…
ただ気になったのは今年はいつもの季節感とかなり違うと感じています。今回の記事のように、カメムシにとって繁殖にベストなコンディションであったことにより、多量に発生しています。私たちの生活で普段、目にすることのない、ダニについても同じことがいえます。ダニは吸血によって産卵し、特に環境が悪くなる前に吸血活動が活発になってきます。
秋風が吹く心地やすい季節になり、愛犬たちを公園などに散歩させる機会が増えてくると思います。ふと眼を放したすきに草むらに突進してくことはないでしょうか?
ダニたちはこのすきに、吸血の機会を狙っています。
ダニはバベシアなど大変治療の難しい病気を媒介する可能性があります。正直なところ、ダニに咬まれてからでは手遅れになることもあります。そのような恐ろしい事態になる前に、動物病院で処方されるノミ・ダニ駆除薬を投薬(滴下)してあげてください。
(一般小売店で市販されているノミ・ダニ駆除薬は、動物病院で処方されているものと成分は異なり、効果や持続期間は全く異なります。)
詳しくは当院にご相談ください。