フィラリアは、別名「犬糸状虫」と言われ、蚊が媒介する寄生虫のことです。
感染すると、心臓の右心房や肺動脈に寄生し、心臓病や血液循環障害など、深刻な症状を引き起こします。
感染は、フィラリアに感染した犬の血を蚊が吸うと、フィラリアの子虫も蚊の体内に一緒に入ります。
蚊の体内で育ったフィラリアの幼虫は、蚊が別の犬の血を吸う時にその犬の体内に入っていき、感染してしまいます。
治療は困難を極めるために、予防を推奨されている病気になります。
定期的に予防してもらえば、100%予防できる病気です。
当院では1か月に1回、おやつ感覚で投薬できるおやつタイプのフィラリア予防薬を採用しています。
ほとんどの子は喜んで食べてくれて、投薬するストレスはほとんどなかったとお聞きしていたのですが、
ワンちゃんが「なかなか薬を飲んでくれない」、「吐き出してしまう」、「お腹をこわしてしまう」という相談もありました。
また、飼い主さんが「ついついお薬をあげるのを忘れてしまった」という相談もありました。
様々な飼い主さんの声をうけて、当院では今年よりフィラリア予防できる注射を期間限定(2~3月)で導入することにしました。
1回のお注射で12か月間(1年間)フィラリア予防が可能で、
なかなかお薬を飲んでくれない子やついついお薬を忘れてしまう方にはお勧めです。
獣医師による注射なので、「安心」・「確実」にフィラリア予防ができます。
ただし、狂犬病予防注射や混合ワクチンとは同時に接種できませんのでご了承ください。
また、20kg以下のワンちゃんが対象となります。
詳しくは当院にご相談ください。