やれやれ、やっと終わったかな？
僕の大っ嫌いな掃除機かけが終わったみたいなので、リビングに戻ってきました。
掃除機っていやだよね～
音がうるさいだけじゃなく、いや～な風が吹いてきたり、吸い込んできたりするし…
せっかく昼寝してたのに、静かにしてほしいよね～



おかーちゃん、終わった？

「掃除機かけは終わったわよ～　もう、ケージの後ろなんか毛ぼこりがいっぱいだったわ(>_<)」

お疲れ様～

「なんで、掃除機かけてもかけても、埃がたまるんだか…」

ほんと、なんで、毎日毎日毛づくろいしてるのに、毛が抜けるんだか
まぁ、気楽にやってよね

で、おかーちゃん、なにやってるの？

「コロコロかけ！」

あ、がんばってねぇ～

















終わった？

「まだまだ！」

















そろそろ～？

「ぜんぜん！」

















いつまでたっても、終わらないみたいだから、またお昼寝でもしようかな。
ホント、人間って、大変だねぇ～

僕が、今どこにいるかというと…







３段ゲージの上のキャリーバッグの上です。




キャリーバッグってあんまりいい印象がないんですよね～
ここに入れられる時って、たいてい病院に連れて行かれて何かされるときだし…
おとーちゃんが白衣のおじさんと化す病院も怖いけど、行くまでの道中がまた怖いんだぁ

「いっつも、ニャオニャオ鳴き通しだから、道行く人に覗き込まれるのよ～　そんなにキャリーバッグが怖いなら、入りたがったり、中を覗いたりしなければいいじゃない」

だって、だって…




だって、キャリーバッグの中には、おもちゃやおやつや、美味しいウエットのごはんやらが、い～っぱい入ってるんやもん！！！

「ふっふっふっ、なにせ油断のならないお猫様がいるからねぇ～　しっかりカギのかかる場所にしまっておかないと♪」




う～ん、入りた～い！…でも、入りたくな～い。
あ～、迷うなぁ…

ふぅ～、やれやれ、やっと終わったぁ～




さっきまで、このお座布団に、子供②の担任の先生が座ってたんです。

おかーちゃんが、いつになく念入りに掃除してたから、朝からいや～な予感はしてたんやけど,子供部屋に隠れようと思ったら、「子供②の机も見て行かれるかもよ～」なんて言われるし…
結局、僕も猫ベッドの下に隠れて、カチカチに固まりながら、先生とおかーちゃんの話を聞く羽目になっちゃいました

あ、でも、「可愛い猫ちゃんですね～」って言ってもらえたのは、ちょっと嬉しかったかも




で、先生の話によると、子供②って学校では、“みんなと仲良く”できて、“細かいことにはこだわらないさっぱりした性格”なんやって！
なんだか、“しょっちゅう兄妹げんか”して、僕のごはんを「６時まで10分あるから、もうちょっと待とうね♪」なんていう人間と同一人物とは思えないなぁ…




そういえば、おかーちゃんが「学校では猫を被ってるんです」って言ってたなぁ…
猫を被る…？
ひょっとして、僕を帽子代わりにして学校に行こうなんて、思ってるんとちゃう！？

う～、怖い怖い
頭に乗せられそうになったら、気をつけなくっちゃ

おかーちゃんにじゃらし棒を振ってもらって遊ぶのも、とっても楽しいんやけど…
ひとりで遊ぶじゃらし棒も、また最高！

遊んでもらう時って、ちょっと恥ずかしいって言うか、本気になりきれへんときがあって…
でも、自分ひとりで遊ぶ時は、心おきなくハンターの気持ちになれるんやもん！

そう、こんな風にどんどんイメージを高めて…

獲物発見！
ふっふっふっ、このゆきち様に目をつけられたら、もう逃げれれないぜ…

とりゃ～っ！





えいっ、えいっ！
このこのこの～っ！




おかーちゃん、見事しとめました！

「あ゛～、さっきおろしたばっかりやのに…　ものの30分で、見事にべしゃべしゃやわぁ」

これだけ遊ぶと、買ったかいがあるよね～！

「買ったかいがあるのか…、コストパフォーマンスが悪いのか…
　どっちにせよ、あんたに高いおもちゃは飼えないわぁ…」




ん…？

「一瞬でつぶしちゃうもんねぇヽ(;´ω｀)ノ」

消防点検の業者さんに、宅急便屋さん。
おかーちゃんのママ友達に、子供たちのおばーちゃん。
もちろん、子供①、②のお友達も…




玄関は、僕のテリトリーのはずやのに、結構、いろんな人が出入りするんよねぇ…




ここはひとつ、念入りにマーキングをして、“僕のテリトリーやぞ”ってのをアピールしておかなくっちゃ




ゴロゴロ～
ゴロゴロ～
ゴロゴロゴロ～

うん、これだけ匂いをつけておけば、大丈夫でしょ

おっと、危ない…　忘れるところだった。




クンクン、クンクン…

うん、大丈夫！
おとーちゃんの、くちゃい靴の匂いは、僕の身体には移ってへんわ～
よかった

僕の毛糸ごっくん事件の後、こってり怒られた子供①、②。
ようやく重い腰を上げて、お片付けをしたみたいです。

おぉ！机も床も、すっきりピカピカ～！！
いつもこうやってきれいにしておけば、おかーちゃんに怒られずにすむのにねぇ…
なんで、そんな簡単なことがわかんないんだか…




う～ん、机が片づいていると、広々として気持ちいいわぁ～♪
やっぱり、昼寝場所は、こうじゃなくちゃねぇ




まぁ、微妙にノートやらが置いてあるけど、子供①にしちゃあ、上出来でしょ！
えらい、えらい♪

あれ、おかーちゃん、リビングも掃除してるの？
リビングはおかーちゃんのチェックがうるさいから、そこまで気合い入れなくても、変なもの食べたりしないよ～




「ゆきちの誤食防止ももちろんだけど、すぐにまた消防点検があるのよ～　きちんとかたづけないと、恥ずかしいでしょ！」

え゛…
消防点検って、毎年の“あれ”…？

「そう、毎年の“あれ”」




う～、考えただけで気が重くなってきた
消防点検、怖～い

うぅ、気持ち悪いよ～
しんどいよ～
ごはんいらな～い…




えっ、僕らしくないって？
それには、聞くも涙、語るも涙の物語があるんです…


お昼寝しようとに子供部屋に行って、いいものを発見したんです。
それは、子供②が作った毛糸のポシェット
編んでる最中は、すぐに引き出しにしまったりしてたから、手出しができなかったんだけど…
編み終わったのが机の上に置いてあって、誰もいないとなったら、そりゃあ、遊ぶのが“猫”ってもんでしょう！ねぇ？

で、僕が、ポシェットのひもを美味しく呑み込んだところに、子供②がやってきて…

後は、おかーちゃんに病院に連れて行かれて、おとーちゃんに吐かせる処置をされて、気持ち悪くなって、いっぱい吐いちゃったんですぅ～
何回も吐いて、胃が荒れちゃったから、気持ち悪くてごはんも食べれないし…

うぅ、おとーちゃんのバカ！
おかーちゃんの鬼！！
病院なんて、嫌いだ～！！！

「でもねぇ、ゆきち。ちゃんと吐くことができて、よかったのよ！
太い毛糸を三つ編みにしてたを20cmも飲みこんだんだから…　もし腸に詰まったりしたら、腸閉塞で死んじゃうこともあるんだから」




…はい、ごめんなさい。反省してます…

とうとう、春休みが始まってしまいました。

僕のお気に入りの子供②の机は、只今片づけの真っ最中だとかで、教科書やら、ノートやら、プリントやらが山積みになっていて、とてもじゃないけどお昼寝できません…

しょうがないから、子供①の机に移動したんやけど、ここもあんまりきれいじゃないなぁ…




「春休みのうちに片づけて～、とは言ってるんやけどねぇ」

う～ん、毎年のことと言いながら、ホントに困ったもんだ。
いっそのこと、散らかし防止のために、猫トイレとベッドとを机の上に設置したらいいんじゃないかな
余分なものが置けないし、僕はきれいに使うから、問題解決だよ～

「あはは、ゆきちも結構、チップを散らかしてくれるじゃない。　却下！」




う～ん、やっぱり駄目だったか…
しょうがない、早く机を片付けるよう、子供たちに目で訴えておこう

3月15日。
僕は、4歳の「たぶんここら辺あたり誕生日」を迎えました！
イエ～イッ！

ところで、「たぶんここら辺あたり誕生日」ってなに？

「ゆきちは拾い猫さんだったから、正確な誕生日がわからないでしょ。　まぁ、だいたい3月の中旬生まれかな？」

それで、15日…!?
単純～

でも、新しい猫じゃらしも買ってもらったし～、ごはんもいつもより多めにもらったし～、満足、満足♪

「あれ、ゆきち、あごに黒にきびが浮いてない!?」

こ、これは…、そ、そう！　無精ひげっ！
4歳になったことだし、猫界のジャン・レノのような渋い大人のオトコを目指して～

「似合ってないし！」




あっ、あ～れ～～～っ！
助けて～～～っ！！




・・・「たぶんここら辺あたり誕生日」だというのに、シャンプーされてしまいました。




乾かすのが、たいへんだぁ～

僕、無精ひげも似合うと思うんだけどな～
みんな、どう思う？

春爛漫って感じであたたかかったり、冬に逆戻り～って感じで寒かったり、毎日の気温が不安定ですね～
こんな気候のことを三寒四温っていうんだって！
こうやって、だんだん春になっていくんやね。

こんな季節の変わり目になりやすいのが…、お腹ぴ～です…
ほら、僕ってデリケートやから、季節の変わり目とかお腹壊しやすいんやもん
ここ数日、ゆるめのウンコさんが続いてたんです。

でも、大丈夫！
僕は、きちんと体調管理のできる自立した猫ですから！










薬もちゃんと、自分から進んでのんでいます。
乳酸菌のお薬だから、おいしいんだよ～

「うん、だんだん、普通のウンコさんにもどってきたね～」

でしょ！
僕ってえらいよね～

「えらいのか、食い意地が張っているのか…、判断に迷うところではあるけどね…」