鞭虫(犬鞭虫)は犬の大腸に寄生する線虫です。
長さ2~4cmで腸粘膜に付着し、宿主の血を餌としています。
多量に寄生すると貧血や血液の混じった下痢(出血性大腸炎)を引き起こします。
どの年齢の犬も、鞭虫の卵を口から取り込むことにより感染する恐れがあります。
特に、若齢犬や免疫機能の低下した個体は特に注意が必要です。
鞭虫は駆虫剤で駆除することはできますが、いくつかの駆虫剤に耐性を示すことが多いです。
また、鞭虫の卵は抵抗性が強く、外的環境で数年間生きることができます。
土壌汚染の性格が強く、定期的な駆虫の他に、犬の飼育環境の改善が何よりの対策になります。
詳しくは当院にご相談ください。