摂津市千里丘 吹田市 エヴァ動物病院
〒566-0001 摂津市千里丘5-16-6 Phone 06-6388-9911 (吹田市 山田市場池公園近く)

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記事一覧

お手入れは健康管理の一環:目のチェックお手入れは健康管理の一環:目のチェック

 愛犬の健康を維持するために、毎日のチェックとケアはとても大切です。
 定期的にチェックすることは、病気の早期発見につながります。

 パグやシーズーなどの短頭種は、目が大きく、愛らしいですが、目にゴミが入ったり、何かの拍子に目をぶつけてしまうことがあります。日頃のお手入れとして、目やにを取ってあげたり、目のまわりを触る習慣をつけて、目のチェックをしてあげてください。

また、トイプードルやパピヨンなど涙やけを起こしやすい犬種もありますので、日頃からのチェックをしてあげてください。

 日頃から、目のケアを怠ると、「いざ目の病気になった時に、スムーズに目薬がさせない。全くさせない。」ということになりかねません。毎日のコミュニケーションのなかで目の周りを触っても、大丈夫なようにトレーニングしてください。

 毎日のケアのポイントとしては次のとおりです。
①目やにやホコリ、ゴミなどがついていないかを確認すること。
②汚れは水を含ませたガーゼや脱脂綿でふき取る。
③汚れがひどい場合は、ぬるま湯でふやかしてから、ふき取る。

詳しくは当院にご相談ください。

「三重県南部でカメムシ 平年の100倍」 ノミ・ダニの予防は万全でしょうか?「三重県南部でカメムシ 平年の100倍」 ノミ・ダニの予防は万全でしょうか?

毎日新聞に以下のような記事が掲載されていました。

 「三重県南部でカメムシが大量発生している。ピーク時には、平年の約100倍の数が確認され、コンビニエンスストアなどでは夜間にライトに群がったカメムシの死がいが店頭に散らばり、独特の異臭が発生するなどしており、対策に頭を悩ませている。」(一部抜粋)原因として、「今年は梅雨の時期に適度な降雨があり、夏場も天候に恵まれたため、幼虫のえさになる杉やヒノキの実が多くあったことが原因でないか」と推測されていました。

 あまりわれわれの生活の中でカメムシはあまりなじのない昆虫ですが、農家のかたにとっては農作物をあらす害虫とされているので、大きな農作物の被害がなけれいいのですが…

 ただ気になったのは今年はいつもの季節感とかなり違うと感じています。今回の記事のように、カメムシにとって繁殖にベストなコンディションであったことにより、多量に発生しています。私たちの生活で普段、目にすることのない、ダニについても同じことがいえます。ダニは吸血によって産卵し、特に環境が悪くなる前に吸血活動が活発になってきます。

 秋風が吹く心地やすい季節になり、愛犬たちを公園などに散歩させる機会が増えてくると思います。ふと眼を放したすきに草むらに突進してくことはないでしょうか?

 ダニたちはこのすきに、吸血の機会を狙っています。

 ダニはバベシアなど大変治療の難しい病気を媒介する可能性があります。正直なところ、ダニに咬まれてからでは手遅れになることもあります。そのような恐ろしい事態になる前に、動物病院で処方されるノミ・ダニ駆除薬を投薬(滴下)してあげてください。
(一般小売店で市販されているノミ・ダニ駆除薬は、動物病院で処方されているものと成分は異なり、効果や持続期間は全く異なります。)

 詳しくは当院にご相談ください。

安易におやつはあげないで!安易におやつはあげないで!

 うっとうしい天気が続き、からだがだるくありませんか?

 夏バテには早いですが、少し食欲が落ちてきたりしませんでしょうか?

 ワンちゃん同じように梅雨から、夏の暑い時期にかけて食欲が落ちてくることがよくあります。

「最近、この子ごはん全然食べないんです」と相談を受けることが多くなりますが、よくよくお話を伺ってみると、「おやつしか食べない」と言われます。

 飼い主さんも心配になって、ついついおやつを与えすぎになりますが、約5kgの犬にとってのクッキー1枚のカロリー量は、人間に置き換えた場合、ハンバーガー約1個分に相当します。
 ほんの気持であげたたった1枚のクッキーでもワンちゃんにとっては1回の食事なようなもので、すぐにカロリーオーバーとなってしまいます。

 人間のおやつや食べ残しを与えることは絶対にやめてください。

また、ワンちゃん用のおやつもカロリー計算をしながら、与えるように心がけてください。

体調をこわしやすい時期です。
もし、調子が悪くなったら、早めの診察を受けるようにしてあげてください。

歯周病にご注意!定期的な歯磨きの習慣を!歯周病にご注意!定期的な歯磨きの習慣を!

 以前は犬や猫の歯についてはほとんどの飼い主さんは無関心でしたが、われわれと密接に生活する時間が増え、口臭など気になることはないでしょうか?

 犬や猫は人間と違って虫歯はあまり見られませんが、食物のかすが歯や歯茎についてたまる歯垢は日常的につきます。そしてこれを放置すると歯垢は歯石となって、歯と歯茎の間に石のように硬くこびりついて、これを放置するとしだいに歯茎の中まで浸透し、歯根が腐ったりし、歯周病の原因になります。歯周病は心臓疾患・腎臓疾患などさまざまな深刻な病気と関係が深いとわかってきました。
 
 歯垢は歯石になってしまうと、もう歯ブラシなど一般的な方法で取ることができず、動物病院で麻酔をかけて処置するしか方法がありません。

 そうなる前に、普段からの歯磨き習慣をおすすめしています。

 ところで厄介なことは、犬や猫は口の中を触られることが非常に嫌がり、抵抗が大きく、なかなかうまく歯磨きさせてくれません。こうなるともう口臭(悪臭)を放置するしかなく、なでるにも抱くにも飼い主は鼻をつまんでいたい気分になり、十分に飼い主さんが愛情を注げない原因にもなりかねません。

ファイル 29-1.jpg 当院では、まだあらゆることを受け入れる子犬の時から歯磨き指導を行っています。
また、歯磨きグッズの販売も行っています。

詳しくは当院にご相談ください。

定期健康診断のすすめ定期健康診断のすすめ

 お宅のワンちゃん・ネコちゃんのお年はいくつになりましたでしょうか?

その年齢が、人間に換算するといくつ位になるか、調べたことがありますでしょうか?

犬や猫はだいたい一年で人間に換算すると18才位になり、その後、1年ごとに、6才位年をとるといわれています。

まだまだ元気と思っていても、人間の年齢に換算すると、中年期や老齢期に入っています。

どうしても動物たちはしゃべれません。

ワンちゃんやネコちゃんの性格にもよりますが、、自分の辛さを訴えることよりは、飼い主様と一緒に遊んでほしいという意識の方がつよいので、無理にはしゃぎすぎることが多いと思います。

いざ調子が悪くなったときには、重症なことがあります。

人間の場合、早期の病気の予防のために、企業健診をはじめ健康診断は定着しています。
 同様に動物たちの早期の病気の予防のために、当院では、飼い主様の心得のところに挙げましたが、定期的な健康診断をお勧めしています。

フィラリア投与前検診のときに、同時に健康チェックはいかがでしょうか?

詳しくはご相談ください。

そろそろフィラリア薬の投与時期です。そろそろフィラリア薬の投与時期です。

 フィラリア症はご存じでしょうか?

 フィラリアは哺乳動物の心臓に寄生する寄生虫です。
 犬の病気と考えられていますが、ヒトやネコなどにも感染の報告があります。

 フィラリアに感染した犬の血を吸血した蚊が、健常な犬を吸血する際にフィラリア子虫が犬の体内に侵入します。幼虫は犬の体内を移行しながら成長し、成虫となって心臓や肺に寄生します。
 そのまま放置しておくと、死にいたる病気です。

 治療法はありますが、リスクが大きく、継続した予防が大切です。

 フィラリアの予防薬は、感染を予防する薬ではなく、体内に入った寄生虫がL4と呼ばれる段階に成長するのを待って駆虫するお薬になります。
 そのため、実際の蚊の発生時期とお薬の投与期間には1か月のずれが出ます。
 予防期間は、蚊の発生の1か月後から蚊が終息してからの1か月後まで(一般的には5月~12月)と言われていますが、近年の地球温暖化の影響を考えると、私としては年間の投与をお勧めしています。

 投与の方法は、薬の飲みはじめの前にフィラリアに感染しているかどうかの検査をしてからの投与となります。
 
 フィラリアのお薬は現在いろいろなものが各製薬メーカーより販売されていますが、当院では“動物と飼い主様にとってより良いものを”との考えから、フィラリアと回虫・鉤虫が同時に駆除できるお薬を採用しています。

 メインで使用しているお薬は、小型犬によく見られる、薬の吐き出しを阻止するために、おやつタイプのもの(国産材料)を使用しています。
 また、食物アレルギーなどの持病を持っている子に対しても、安心して使用してもらえるお薬も準備しています。

 詳細については、当院にご来院ください。

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