犬の場合は、前回投稿した混合ワクチンのほかに、狂犬病予防注射があります。
これは生後3ヶ月以上の犬に接種することと飼い犬登録する事が義務付けられています(狂犬病予防法)。
年1回の接種を生涯にわたって行います。
法律で義務付けられている理由は、狂犬病が人にも感染し、いったん感染してしまうと現在の高度に発達した医療をもってしても治療法のない恐ろしい伝染病だからです。
狂犬病の感染=死を意味します。
日本国内で狂犬病が発生していないのに、なぜ、犬に注射を打つ必要があるのかと言われる飼い主さんがおられますが、人での蔓延を防ぐために、愛犬に協力してもらっていると思ってもらう方がいいです。
狂犬病の予防接種については、かかりつけの病院で接種してもらうか、例年、4月に市町村一斉の集合注射で接種してあげてください。集合注射の日程や場所は各市町村にお問い合わせください。
詳しくは当院にご相談下さい。