ノミは温かい時期(気温13℃以上)から暑い時期に大量に発生します。
咬まれると非常に痒くて皮膚病を起こすことがあります。
また、ノミは条虫(サナダムシ)を体内に寄生させる仲介役にもなっています。
藪や草むらなどに生息するマダニは、ペットの散歩時に寄生する機会を常に狙っています。
マダニは、動物の皮膚の薄い部分に口ばしをさして固定し、吸血と唾液分泌を交互におこないます。
また、バベシア症などの恐ろしい病行きを引き起こす病原体を媒介します。
ノミやダニの駆除薬には、ホームセンターやペットショップ、スーパーマーケットなどで扱っているノミ取り首輪やスポット剤などがありますが、動物用医薬部外品である為、効果の低いものや効果持続期間が短いものがあります。
動物の体質によっては、中毒や皮膚炎を起こすことがあります。
畳やカーペットにノミの卵や幼虫が落ちているという理由から、市販の殺虫剤をまかれる方がいますが、ノミの卵やさなぎにはまったく効果はありません。
適切なノミ・ダニ駆除薬を使い、こまめに掃除機をかけることが大切です。
動物病院で駆除薬を処方してもらう方が、飼い主さんや動物たちによい結果を生み生み出します。
詳しくは当院にご相談下さい。