「診察時間であれば、いつでも来て下さい。」というのが、ごく一般的な動物病院ですが、当院では一部に予約診療を採用しています。
その理由は次のとおりです。
1)ホームドクターとして、十分な情報提供とケアをおこないたいこと。
2)待ち時間をなくすことで、飼い主様と余裕をもってお話していきたいと思っていること。
3)動物をゆっくり診察することによって、病気の糸口をさぐりだし、病気の早期発見、早期治療に努めたいと思っていること。
4)待合室が狭いこと。
動物病院は基本的に全科診療なので、内科・外科・皮膚科・歯科をはじめ、診療科目は多岐多様に渡っています。
動物の種類によってかかる病気も様々ですし、使う薬も変わってきます。
また、動物たちは話すことができないので、飼い主様に伺ったお話と、実際の動物を診察して得られる情報から、病状を判断し、治療を行うことになります。
動物病院に来院される場合の多くは、病気の初期症状というよりは、重度になってからになります。根底に潜んでいる原因を探り当てるのはかなり難しく、治療にも時間がかかります。
ワクチンなどの予防処置で病院にいらした際に十分に時間をとって診察することで、病気の早期発見や予防を行いたいと考えています。
これらは、今まで私が診察を通して思ってきたことです。
「よりよい治療や予防を行うにはどうすればいいのか?」、「よりよいサービスを提供するにはどうすればいいのか?」ということを、自分の病院をもつにあたって予約診療という形を通して実践していきたいと思っています。