ノミの繁殖力は旺盛で、メスノミは1日に50個程度の卵を100日間以上にわたって産卵するといわれています。
ノミの卵は動物の被毛から落ちて孵化し、出てきた幼虫はカーペットの奥や家具の下、畳のすきまなどに潜り込んで行きます。子犬の被毛の間に黒い「ごみ粒」のように見えるノミの成虫の糞は、幼虫の餌になります。幼虫はやがてさなぎとなり、繭の中で成虫へとその姿を変えていきます。繭の中でのさなぎは乾燥などの悪条件に強く、そのまま何ヶ月も生き延びることができます。宿主となれる動物(犬・猫・ヒト)が接近すると、その振動や二酸化炭素、湿度などの刺激で成虫がさなぎの外被から出てきます。
ノミの平均的なライフサイクルは、最適条件なら3~5週間で循環し、はじめは少数寄生でも、爆発的に増加します。
重度に寄生した場合、動物たちの問題ではなく、住居環境の対策も必要になります。
また、住宅事情がよくなったことによって、犬や猫だけではなく、人間も一年を通してノミの脅威にさらされています。
年間を通して日常的にノミを防ぐことが大切です。
詳しくは当院にご相談ください。