10/16の産経新聞夕刊に「セアカゴケグモ被害拡大」という記事がありました。
要約は次のとおりです。
「かまれると激しい痛みや吐き気などを起こし、海外では死亡例も報告されている外来種の毒グモ「セアカゴケグモ」の被害が拡大している。国内で初めて侵入が確認された大阪府では今年、府の南部を中心に過去最多となる12件の被害が報告された。環境省によると、群馬や愛知、沖縄など少なくとも16府県で生息が確認されており、生息域は全国に拡大しているとみられている。効果的な駆除方法はなく、自治体では対策に頭を抱えている。」(産経新聞より引用)
セアカゴケグモは現在のところ、近畿では2府4県で確認されており、特に大阪府では能勢町を除く42市町村で報告があります。
当初、このクモは冬越しができないので、日本国内では生育は不可能とされていましたが、最低気温の上昇などにより、勢力を拡大しているみたいです。
特に、ベランダでスリッパをはく際に足をかまれる被害が多く報告されていますので、くれぐれも注意してください。
また、セアカゴケグモと同様に、他の節足動物もしたたかに勢力範囲を延ばしています。
ノミの被害についても、エアコンなどの暖房機器の普及ににより、年間通して報告もあります。
フィラリア症を媒介する、蚊の生息期間も徐々に伸びてきています。
もう寒くなったから、フィラリアのお薬は上げなくてもいいと勝手に判断していませんか?
フィラリア症は、予防のできる病気です。
治療は、莫大な費用と治療はワンちゃんにとっても負荷をかけることになります。
当院では、年間投与をお勧めしていますが、来春のフィラリア確認検査の時に、嫌な思いをしないためにも、少なくとも12月までは、投与を続けてあげてください。
詳しくは当院までご相談ください。