猫の混合ワクチンによって以下の病気を予防する事が出来ます。
- 猫伝染性鼻気管炎
- 猫カリシウイルス感染症
- 猫汎白血球減少症
- 猫白血病ウイルス感染症
- 猫クラミジア感染症

3種混合ワクチンから5種混合ワクチンまでの混合ワクチンとして接種します。一般的な接種方法として、生後2ヶ月と3ヶ月の2回接種し、以後1年に1回の接種を生涯にわたって継続する方法や抗体価を測定し、3年に1回接種する方法があります。
残念なことに現在のところ、猫免疫不全ウイルス感染症や猫伝染性腹膜炎などワクチン接種では防ぐことのできない病気もあります。早期に発見し、治療することで、良い状態を長く保つことができる場合もあります。
また、それらの病気から少しでも感染を回避するためには、感染の恐れがある他の猫との接触を避け、室内で飼育してあげてください。犬病が侵入した場合に備え、飼い犬に狂犬病予防ワクチンを接種することで犬での蔓延を予防し、人への被害を防ぐために行われています。
ノミのライフサイクルと駆除
ノミの繁殖力は旺盛で、メスノミは1日に50個程度の卵を100日間以上にわたって産卵するといわれています。
ノミの卵は動物の被毛から落ちて孵化し、出てきた幼虫はカーペットの奥や家具の下、畳のすきまなどに潜り込んで行きます。子猫の被毛の間に黒い「ごみ粒」のように見えるノミの成虫の糞は、幼虫の餌になります。幼虫はやがてさなぎとなり、繭の中で成虫へとその姿を変えていきます。
繭の中でのさなぎは乾燥などの悪条件に強く、そのまま何ヶ月も生き延びることができます。宿主となれる動物(犬・猫・ヒト)が接近すると、その振動や二酸化炭素、湿度などの刺激で成虫がさなぎの外被から出てきます。
はじめは少数寄生でも、爆発的に増加します。重度に寄生した場合、動物たちの問題ではなく、住居環境の対策も必要になります。
また、住宅事情がよくなったことによって、犬や猫だけではなく、人間も一年を通してノミの脅威にさらされています。年間を通して日常的にノミを防ぐことが大切です。

猫フィラリア症について
フィラリア(犬糸状虫)は、蚊の媒介により心臓に寄生する虫で、放置すると死に至る恐ろしい病気の原因となります。犬の病気としては有名ですが、猫にも感染します。
犬糸状虫の幼虫を持った「蚊」が猫を吸血した時に蚊の刺し口から皮膚に侵入して感染します。感染した幼虫のほとんどは発育途中で死滅しますが、一部の幼虫は血管に入り、血液の流れにのって肺や心臓にまで到達し組織障害を引き起こします。
成虫にまで発育すると2~3年は生存しますが、虫体が死滅すると血管につまり「猫の突然死」を招くと言われています。 ある日突然元気がなくなり、呼吸が荒くなったり「咳」や「吐き気」を示すことがあります。軽い咳を以前から慢性的にしている場合は要注意です。
猫のフィラリア症の診断は、犬と異なり簡易な方法が確立されていない為、抗原検査・抗体検査・胸部レントゲン検査や心臓超音波検査などを組み合わせて総合的に診断しなければならず、早期の発見は困難です。治療方法は確立されておらず、有効な対処法は無いのが現状です。
猫のフィラリア症予防薬を毎月1回定期的に投与することで、感染を100%予防することが可能です。さらに、フィラリア症予防だけではなくノミやミミダニ・お腹の虫も同時に駆除でき、皮膚につけるだけで投薬できるタイプのお薬もあります。

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